お仕事 今年度終了

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昨日をもって、2023年度の講義が全部終了となりました。

これでひとつ区切りがついたので、1ヶ月ほどのニート期間に突入します。

といっても、次年度の講義の準備やらをしないといけないので、完全ニートというわけにもいきませんが。

といいつつも、まだ次年度についての仕事の依頼が全く来てないんですよね。

一応、昨年12月には「今年度と同様で」と言っていたのですが、何が起こるかわからないのが非常勤講師の悲しい現実です。

実際、今年度はある講義を担当するはずだったのですが、「専任教員がやるから外すわ」と講義開始直前で連絡がありました。

授業準備やら全部終えてたのにこの仕打ちですよ。

その前の年も、「講師単価安い先生使うから外すわ」という話もあったなぁ。

もう学校の言うことは全く信用なりません。

なんかこういうことになってくると、「この学校大丈夫か?」と思わないでもない。

何か次の手を考えておく必要はありそうですね……


それにしても、今年度のお仕事は大変だった……

なんといっても、学生の質の低下が半端ないですよ。

今までも講義中に寝る学生は居れど喋る学生はいなかったのですが、今年度はそれが大量に見られたのですよ。

あと、タイパを優先しすぎて手を抜く学生も増えた印象があります。

例えばの例ですが、講義時間中に問題演習をさせるのですが、問題を解かず解説を待つという学生が異常に多かったことが挙げられます。

その空いた時間で何か他のことに時間を費やすのかと思ったのですが、そうでもなくダラダラいらない話をしているだけ。

本当に頭抱えましたね。

これは私一人が感じていることだけではなく、多数の講師の先生は感じているようです。

しかも、私の勤務している学校だけでなくて、他の学校も含めて全体的にだそうです。

講師・教員をやって20年になりますが、こんなのは初めてですよ。

ちなみに私の講義ではなく、他の先生から聞いた話なのですが、こんな変わったエピソードもあったそうです。


EP1 言葉遣い

A先生

先週配ったプリント出しなさい~

学生A

出しなさいではなくて、出してくださいでしょ

A先生

は?

この話を聞いて、本当に( ゚д゚)ポカーンとなりました。

さすがにその先生もブチギレて

A先生

もうこの学科の講義はしません!

と次年度の講義を降りてました。

結構教えられる人が少ない科目の先生だったので、学校大丈夫か?と思わないでもないですが……


EP2 世間知らず

看護系学科の英語の講義中に学生から質問が。

学生B

英語なんてやって意味あるんですか?

英語の先生

当然、カルテとかで英語を使うこともあるし、覚えておいて損はないですよ。

学生B

いや、絶対使わない。看護で英語ってありえないでしょ。

英語の先生

……

英語の先生は、本業で診療情報管理士の先生で電子カルテなどの確認等をしている先生です。

それを知ってか知らずか完全に否定から入っている学生がいたとのこと。

なんというか、勉強をやらない理由を見つけ出して自分に言い聞かせているのではないかと思いますが……

その先生は完全に意欲喪失して、私に相談を持ちかけてきました。

英語の先生

もう教える自信もなくなったし、辞めたいですけどどうしたらいいでしょう……

MASA

本業は別にありますし、精神的につらい思いをしてまで引き受けなくてもいいんじゃないですか?

そんなやり取りの後に、学校教員に講義辞退の話をしにいったら、学校側からの強い引き止めにあって次年度も継続するらしいです。

なんだか、次年度英語の先生が大丈夫か心配になってきました……


先述もしましたが、20年講師・教員やってて初めてですよ、こんなこと。

まさかここまで学生の質が変わっているとは思いませんでした。

学生の質の低下については、ある可能性を考えています。

それは「少子化」です。

私の時代と比べると20歳人口が70%程度まで減少しているということ。

2000年で164万人だったのが、2023年で117万人まで減っています。(総務省統計局より)

そして、大学の学生数は2000年が60万人に対して、2020年は63万人になっています。(文部科学省より)

20歳人口が減っているのに、大学生数が増えているというのが現状です。

その結果何が起きたかというと、本来だと専門学校も不合格だった学生が合格するという事態になっているのではないかと。

ぶっちゃけた話、現在専門学校に限らずF欄(ボーダーフリー)大学も学生集めに必死になっているそうですからね。

受験も形だけで、実際のところは成績なんてあんまり見てない可能性もあります。

その結果、質の低い人材が集まってしまったのではないかと推測します。

ちなみにですが、元同僚の先生は国立大学に転職したのですが、学生がめちゃくちゃまともと言っていました。

そう思うわれるくらい、専門学校の学生の質って下がったんだなぁと思います。


さて、結論として何が言いたいのかというと、

MASA

専門学校に行くなら、ある程度クラスが崩壊するのは覚悟しておきなさい

ということです。

クラス内がざわざわしても気にしないという人は別にかまいませんが。

ただ、無茶苦茶真面目な人が専門学校に行くと、「あれ?授業中うるさい。こんなはずじゃなかったのにな……」と思う人が出てくると思います。

まぁ全部の学校がそうではないですが、私の勤務している学校ではそんな感じになりかねません。

専門学校の学費も安くはないですし、しっかりとした環境で勉強したいなら、少し本格的に勉強して良い大学に進学することをオススメします。


愚痴を書いたらスッキリしました(;´∀`)。

今後どうしていくのか、少し本格的に考える時期に差し掛かってきた感じです。

このまま講師の仕事を続けるのか、別の道に進むのか。

今の学校の状態では、精神的にキツイというのがあります。

別の道に進むとしても、年齢が年齢だけにうまくいかないことが多いのでしょうけど。

とはいえ、何もしないという選択肢はないので、なにか考えないとなぁ。

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この記事を書いた人

元専門学校教員・非常勤講師。
非正規から脱し、別業種の正職員にランクアップ。
しかしながら、いろいろ最底辺。
地べたを這いつくばりながらがんばってます。

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